平成27年7月14日(火)、鹿児島県の廃校廃村への旅、
天文館電停からは、この旅最後の目的地の居酒屋「柿の実」へと向かった。
「柿の実」のママ 酒元ひろこさんは、錦江湾に浮かぶ小さな離島
新島(しんじま)の出身。
私は「高度過疎の島」新島に、平成25年4月に訪ねている。
その4か月後の平成25年8月、「新島は全住民が島外へ移住した」との旨、
南日本新聞の報道があった。
無人島となってから、島出身者の方による「新島再生プロジェクト」が始まった
と、鹿児島県在住の友人が教えてくれた。
再生プロジェクトを進める島出身者の方=「柿の実」のママなのだ。
「柿の実」では、ママと妹さんが待っていてくれた。
お酒を飲みながら、私は新島の旅行記が載っている冊子
「廃村と過疎の風景(8)」を紹介した。
ママは、新島の今の様子をタブレットで紹介してくれた。
酔いが回ってくるうちに
「桜島を見ておきたい!」と思い付き、ママに尋ねると
「港まで行くと、きれいに見えるよ」と教えてくれた。
お店に戻ってから、私は「再生プロジェクト」の募金に一口のって、
森進一の「港町ブルース」を唄って、お店を後にした。
福山(広島)から始まって、柳平(岡山)、四ツ山(熊本)、
本之牟礼(鹿児島)と続いた、1泊2日の長い旅、
締めくくるには最高のひとときだった。
画像1:「柿の実」の看板
お店はビルの2階にあって、なかなか見つけにくかった。
(2015年7月14日(火)午後6時頃)
画像2:正面に桜島がある新島の港の風景
島は再生プロジェクトできれいになった様子だが、
「天日干しのヒジキは、もう見れないんだろうなあ・・・」
と思うと、何ともいとおしい。
(2013年4月1日(月)午後1時50分頃)