会津横田駅

  • 2014.09.28 Sunday
  • 06:59
平成26年8月、中越・会津の廃村への旅、2日目(24日(日))。
越川(こすがわ)のひとつ先の集落 横田(よこた)は小学校があるまとまった集落です。
しかし、会津横田駅は集落のはずれにあって、線路が見えないくらいの夏草の茂り方でした。
不通になってから3年以上経過した会津川口−只見の復旧は、確かに難しそうです。



画像1 : 会津横田駅
バス停はR.252にあるので、地域の方はバスのほうが使いやすそうです。



画像2 : 会津横田駅、ホームにて
雪の深さの標示棒(3mまで)が見られました。

(2014年8月24日(日)午後12時30分頃)

廃村と過疎の風景2014 −都会からは見ることができない日本−

  • 2014.09.27 Saturday
  • 11:01
昨日(9月26日(金))、茨城県つくば市の(独)国立環境研究所 生物・社会分野交流セミナーで、
「廃村と過疎の風景2014 −都会からは見ることができない日本−」
というタイトルの講演を行いました。
http://www.nies.go.jp/biology/Events/ss/index.html

環境研の深澤さんからは、参加者は20名ぐらいとうかがっていたのですが、ふたを開けると40名近い方の参加がありました。
ずいぶん椅子を追加して、それでも立ち見が出るほどでしたから、深澤さんとしても嬉しい誤算だったようです。
環境研の複数の研究室の方を中心に、東京大学の方、国土交通省の方、日本生態系協会の方など、様々な研究をされている方々に聴いていただきました。
心当たりの方向けに集ったゲスト参加、3名の方に来ていただき、とても嬉しく思いました。

懇親会ともども、とても楽しく、実りのあるひとときでしたが、50歳も過ぎて慣れないことに取り組むのはなかなかたいへんなことらしく、
南浦和の家まで帰りついたら、おけいはん(妻)ともどもどっぷり疲れていました。



画像1 : 国立環境研究所 正門
縁あって、入構規制がある門をくぐることになりました。

(2014年9月26日(金)午後3時30分頃)



画像2 : 講演冒頭 
「秋田・消えた村の記録 '99年秋」で最初に訪ねた分校がある廃村 合津(かっつ)を、 
廃村と廃校をミックスさせた調べ物の原点として、話を組み立てました。 
1999年秋を原点として数えると、丸15年目。 
研究の世界では、取り組むテーマは3〜5年ぐらいで変わっていくものらしく、 
継続して取り組んでいることの評価が高かったように感じられました。 



画像3 : 講演終わりのご挨拶 
正味1時間ちょっと。ほぼ時間通り〆のごあいさつまでたどり着き、ホッとひと息です。 
その後30分の質疑応答は、鋭かったけれども、とても刺激的でした。 

※ 講演の画像は、おけいはん(妻)撮影 

(午後5時30分頃)

会津越川駅

  • 2014.09.26 Friday
  • 07:29
平成26年8月、中越・会津の廃村への旅、2日目(24日(日))。
橋立の神社を通り過ぎて、R.252から枝道に入ると只見線不通区間の駅があるので、まず小さな集落 越川(こすがわ)の会津越川駅に立ち寄ってみました。
ホームと待合室だけの駅周辺の線路は夏草に埋もれていて、待合室は板で閉ざされていました。駅は昼食休みにちょうど良いかと思ったのですが、蒸し暑かったこともあり先送りにしました。



画像1 : 会津越川駅(往路)
不通になって4年目の夏、線路はすっかり草に埋もれていました。



画像2 : 板で閉ざされた待合室
開放していたら、昼食休みにちょうどよさそうだったのですが…

(2014年8月24日(日)午後12時14分頃)



画像3 : 会津越川駅(帰路)
帰り道、雨上がりに立ち寄ると、正面の山からもやが湧いていました。
気温は5℃ぐらい下がり、快適でした。

(2014年8月24日(日)午後2時41分頃)

福島県金山町 三条

  • 2014.09.24 Wednesday
  • 07:16
平成26年8月、中越・会津の廃村への旅、2日目(24日(日))。
R.252 本名ダムの脇から分岐する廃村 三条(さんじょう)への道はダートでしたが、斜度は概ねそれほどでもなく、電チャリに乗ったまま進むことができました。道が舗装となって、左手にお墓が見えて三条に到着したのは午前11時20分。舗装が雨に濡れていたので、電チャリを木陰に停めて探索開始です。

本名小学校三条分校は、へき地等級2級、児童数8名(S.34)、明治30年冬季分校開校、昭和48年常設分校閉校。昭和53年冬季分校閉校。五万地形図(只見、S.42)には家々が記されているだけで、目指すとすれば学校跡だけですが、地域の方の姿はなく、お墓以外は何も見つかりそうにありません。ただ、お墓周囲の草は刈られていて、近くには小さな畑があったので、人の出入りはある様子でした。



画像1 : 三条へ続く道
概ねダートでしたが、集落跡付近は舗装されていました



画像2 : 三条で見つけたお墓(下手)
下手のお墓は、たどる道がわからず、遠目に見ただけでした。



画像3 : 三条で見つけたお墓(上手)
上手のお墓には、草が刈られた道があり、そばまで行くことができました。

(2014年8月24日(日)午前11時20分〜35分頃)

会津川口駅で電チャリをレンタル

  • 2014.09.23 Tuesday
  • 07:42
平成26年8月、中越・会津の廃村への旅、2日目(24日(日))。
只見駅から会津川口駅までは、平成23年7月30日の豪雨災害のため不通になっています。
代行バスの中でアンケートをとっていた方に復旧の状況を伺うと、鉄橋の流失が3か所あり、費用(およそ80億円)の関係で厳しそうとのこと。
会津川口駅到着は午前10時10分、天気は晴時々曇です。
この駅にレンタル電動アシスト自転車があるというのは、金山町観光情報センターのoasisさんのブログで知りました。

駅から行けそうな廃村千選のポイントは、金山町内の三条(さんじょう)と山中(やまなか)の2か所。
列車の時刻の関係で電チャリを使えるのはおよそ5時間ですが、見積もり距離は42kmほどなので、無理なく訪ねることができそうです。

会津川口駅でoasisさんにご挨拶をして、用意していただいた金山町の観光マップを見て気になったのは、大塩の天然炭酸水です。
大塩には炭酸を成分とする温泉があって、炭酸水が湧き出す井戸があるとのこと。
温泉はともあれ、炭酸井戸は発耳で、できればこの機会に立ち寄りたいところです。
レンタルを開始したばかりという電チャリの変速は3段、アシストはパワー、オートマチック、ロングの3段階。
充電量がパーセントで表示されるので、これの様子を見ながら変速、アシストを切り替えていくとよさそうです。

只見川沿いのR.252はゆるやかな上りが続くと思いきや、走ってみると結構起伏があって、変速、アシストの切り替えも頻繁です。
アシストは概ねオートマチックで、下りなど走りやすいところではオフにして走りました。



画像1 : 只見線会津川口駅
只見川に沿った景色の良い駅で、観光情報センター、郵便局が同居しています。
近くには、金山(かねやま)町役場があります。



画像2 : レンタル電動アシスト自転車
「おく愛s 1号」って名前なんですね。
プレートの右側には、かぼまるくん(金山町の公式キャラクター)が構えています。



画像3 : 電チャリの操作パネル
左ハンドルに操作パネルがついていて、右ハンドルには変速機があります。
パーセント表示は、10きざみでした。

(2014年8月24日(日)午前10時25分頃)

廃村と過疎の風景2014 −都会からは見ることができない日本−

  • 2014.09.21 Sunday
  • 13:24
来たる9月26日(金)、茨城県つくば市の(独)国立環境研究所 生物・社会分野交流セミナーで、
「廃村と過疎の風景2014 −都会からは見ることができない日本−」 
というタイトルの講演をすることになりました。 
http://www.nies.go.jp/biology/Events/ss/index.html 

講演・講義の類は、2009年11月以来、約5年ぶりです。
共同で講演する国立環境研究所の深澤圭太さんは、生物・生態系分野の方でして、どんな展開になるか、とても楽しみです。

画像は、2014年5月11日(日)に訪ねた福島県会津美里町(旧新鶴村)仏沢(現住2戸の農山村集落)に残る子安観音堂で、
人物は深澤さんと私です。 



会津若松、会津美里の廃村探索では、多くの集落に子安観音や湯殿山の碑、古峯神社の碑など、
祈りの対象が残っているのが印象的でした。

(2014年5月11日(日)午後1時40分頃)

2014年9月(2度目)、Web更新のお知らせ

  • 2014.09.15 Monday
  • 09:54
本日、Webの9月2度目の更新で、「廃村と過疎の風景(10)」を新設し、
No.4「荒天で旅は中断 上越路」
〜   新潟県糸魚川市雨池、角間、東谷内 をアップしました。
http://heyaneko.web.fc2.com/fsn04.html

500か所超えへの道の境目で、どうしようかと悩んだ新潟県ですが、
「廃村と過疎の風景(10)」を新潟以北とすると、まとまりがよいので
「廃村と過疎の風景(9)」を再編し、北陸以南としました。

糸魚川市雨池、角間、東谷内の記事は、ブログを再編したものです。
1年近く前の旅ですが、ブログに記事があったので、
比較的すんありとまとめることができました。



画像は、雨池に向かう途中、
道を間違えて行止まりに出くわしたときの現場です。
BAJAを手放してちょうど半年ほど。
なくなって不便になったとは思いませんが、
まだ1年前はやんちゃなツーリングをしていたんだなあ・・・
と思うと、とてもなつかしく感じられます。

(2013年10月15日(火)午前6時30分頃)

夏祭り

  • 2014.09.14 Sunday
  • 08:01
平成26年8月23日(土)、中越の廃村めぐり、
午後6時45分頃、レンタカー店でクルマを返して長岡駅に向かって歩いていると、夏祭りらしき赤い灯が目に入りました。
足を運ぶと地域の自治会の方々が生ビールを飲みながら集っていたので、一杯頼んでひとときその輪に加わりました。
祭りは四郎丸4丁目という地域が行っているもので、子供から高校生、若者、年配の方と、いろんな世代でよい感じで賑わっています。

席の隅っこで焼き鳥とスナック菓子を宛に生ビールを飲んでいると、
C「にいさんはどちらの方ですか」
と地域の方(Cさんとしておこう)声がかかり、
H「旅の者で、今朝浦和から出てきたんですよ」
と返事をしました。
C「旅の方ですか。町内の方だと思いましたよ。
私も前は横浜で勤めていて、長岡はまだ1年半なんです」
H「雪国でひと冬越すのはたいへんなのではないですか」
C「確かに・・・ 妻がこちら生まれなもので。
私は出身は福岡の大宰府なんですよ」
H「西の方ですか・・・ 私は生まれは大阪の堺なんですよ」
取りとめのない話ですが、なぜか記憶に残りました。

そんなこんなと時間は過ぎて、この日の宿泊地
小出に向かう電車に乗り遅れないようにと、祭りを後にしました。



画像1 : シンボルロードから見た夏祭りの提灯
「寄っていきません」と誘っているに見えますよね(^_^;)



画像2 : 夏祭りの提灯
奉納諏訪神社と記されていますが、
祭りが行われていたのは、昌福寺というお寺のようです。



画像3 : 夏祭りの舞台
神楽が奉納されるのかな。
泊まりが長岡市内だったら、見ていってもよかったところですね。

(2014年8月23日(土)午後6時50分〜7時35分頃)

新潟県魚沼市(旧広神村)手ノ又

  • 2014.09.12 Friday
  • 07:20
平成26年8月23日(土)、中越の廃村めぐり、
この日最後(5番目)の目的地、旧広神村手ノ又(てのまた)は,村東部の山間,最寄りの集落 中子沢(ちゅうしざわ)からおよそ3kmの距離にある農山村です
道路地図には地名はなく,中子沢からの道もはっきり記されていないことから,やや難度が高いことが予想されます。
中子沢は戸数5戸ほどの小さな集落で,公共の温泉宿は閉ざされていました。
温泉宿跡の少し先,羽根川に架かる橋の手前で左折して入った小道はほどなくダートに変わり,「この道で大丈夫だろうか」と心配に思いながらも先を進むと,「唐松山・猫岩・権現堂山登山口」の駐車場があって,クルマを停めずに先に進むと,複数の池が見られるようになり,やがて道は途切れました。

羽川小学校中子沢分校手ノ又冬季分校は,へき地等級3級,児童数4名(S.34),開校年不明,昭和39年閉校。田んぼがあって,地域の方との出会いがあった4番目とは全く違う妙な風景に,私は何となく「長居しないほうがよい」と思いました。
後日「広神村史」を調べたところ,下巻巻末の年表に「昭和37年 手ノ又部落に電灯ともる」,「昭和42年 大字三ツ又のうち手ノ又部落全戸転出」という記述が見つかりました。
分校はおろか「本当にここに集落があったのか」もあやふやだった手ノ又でしたが,二万五千図(大湯,S.42)とWeb版の最新地形図を見合わせると,集落跡にたどり着いたことは確かのようです。古い地形図に池はなく,離村後に田んぼが池に変わったようです。



画像1 : 手ノ又に続く怪しいダート
おそるおそる走りました



画像2 : 池が見られるだけだった手ノ又集落跡
ここで道は途切れました

(2014年8月23日(土)午後5時10分頃)

藪神駅

  • 2014.09.11 Thursday
  • 07:30
平成26年8月23日(土)、中越の廃村めぐり、
この日最後(5番目)の目的地、旧広神村手ノ又(てのまた)は,村東部の山間,最寄りの集落 中子沢(ちゅうしざわ)からおよそ3kmの距離にある農山村です

旧守門村大平からクルマでおよそ30分、旧広神村では中心部にあるJR只見線藪神駅を訪ねました。 
一日4便のローカル線は入広瀬駅と同じですが、藪神駅には「村の玄関」という雰囲気は感じられませんでした。
こんな感じで、時間が許せば道中見かけた駅に立ち寄っております。



画像1 : 藪神駅、駅舎からホームを見る
駐車場(コンクリの建物の向こう)から駅舎までの道は、なぜか舗装されていません。



画像2 : 藪神駅のホーム
プランターの草花は、枯れていました。 

(2014年8月23日(土)午後4時45分頃)

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