養老渓谷・向山トンネルと共栄トンネル
- 2013.05.17 Friday
- 06:41
平成25年5月4日(土)午後3時頃
GW後半、房総半島トンネルめぐりの日帰り旅、
上総中野のトンネルめぐりは、年配の男性Nさんと、年配でない女子Iさん、
私の3名でしたが、
養老渓谷はNさんと私のフィールドワークになりました。
養老渓谷の二層になっているように見えるトリッキーなトンネル、
メインの道から入ると、手前の扁額は向山トンネル、奥の扁額は共栄トンネルです。
養老渓谷駅で別れたトンネル・廃道大好きIさんは、前日、このトンネルを訪ねていて、
「トンネルの二段目にも行って来た」とのこと。
この言葉をヒントに、けもの道をよじ登ると、確かに二段目に行くことができて
トンネルを歩く人達の視線を浴びているのがよくわかりました(^_^)
そして、改めて崖のほうをみると、
つなぎ目のほうの共栄トンネルの入口が見つかって、
扁額が掘れば見れる程度に埋もれていました(^_^;)
Nさんと私で、子供に戻ったような感じで掘り起こすと、
予想通り、共栄トンネルの扁額が出てきました(画像3)。
もう一方、
つなぎ目のほうの向山トンネルの扁額は、なさそうでした。
Nさんと私の間の推測では・・・
・両トンネルが完成した昭和45年3月には、
それぞれ独立したトンネルで、間の部分(二段目)は
青空だったのではないか。
・あたりの地層はもろく、近くの弘文洞が崩壊した
昭和54年5月ぐらいに、両トンネル間で土砂崩れが
あったのではないか。
・復旧にあたって、共栄トンネルに土砂除けのシェッドを
施して、その上部を土砂で埋めたため、
二層構造になったのではないか。
#証拠が、埋もれた片側の共栄トンネルの扁額
Nさんと顔をあわせて、
「そういえば、埋め戻すのを忘れました・・・」と笑ったのは
翌日の昼下がり、
野島崎近辺のフィールドワークの中でのことでした(^^)