石川県旧山中町、杉水の民家

  • 2012.09.30 Sunday
  • 09:13

2012年6月25日(月) 午後4時頃


石川県旧山中町の廃校廃村めぐり、
家々は建っているものの、地域の方には出会わない杉水(すぎのみず)、
赤褐色の瓦を用いた木造2階建の民家は、独特の味わいがあります。



調べてみると、旧山中町東谷奥地区の4集落(荒谷、今立、大土、杉水)は
独特の集落景観を持っていることから
2011年、国重要伝統的建造物群保存地区に選定されたとのこと。
東谷奥地区の集落は、昭和30年代まで集落全体で炭焼きを生業としていたとのこと。
製炭集落の過疎化は、農業集落に比べて著しいことがよくわかります。

石川県旧山中町、杉水・当地出身の戦死者碑

  • 2012.09.29 Saturday
  • 09:40

2012年6月25日(月) 午後4時頃


石川県旧山中町の廃校廃村めぐり、
九谷磁器窯跡からは、6番目の廃校廃村 杉水(すぎのみず)へと
クルマを走らせました。
途中には、市ノ谷(いちのたに、昭和51年移転)、
西住(さいじゅ、昭和29年移転)という2つの廃村があるのですが、
ちょっとクルマを停めるぐらいで、先を急ぎました。



杉水は大聖寺川水系では、真砂とともにいちばん奥にあるのですが、
峠を越えた今立、荒谷とのつながりがあり、
集落という感じが保たれていました。
「山中町史」には、昭和60年、平成2年、平成4年の戸数は4戸。
集落に残る人は老人だけで、冬期は市街地に住む子や孫を頼り
町へ出て暮らしている状態になるとあります。



村の中心部の道沿いには、明るい色の大きな石碑が立っていました。
何かと思って見てみると、
碑の名称は「当地出身の戦死者碑」、13名の戦死者の方の名前があり、
側面には「平成21年8月建立 古希記念寄贈 空喜代士」と記されていました。
13名の中には、空さんのお兄さんらしい名前がありました。



いろいろな碑に出会う廃村めぐりです。
家々は建っているのですが、地域の方と出会うことはありませんでした。

石川県旧山中町、国指定史跡 九谷磁器窯跡

  • 2012.09.23 Sunday
  • 10:31

2012年6月25日(月) 午後3時40分頃


石川県旧山中町の廃校廃村めぐり、
真砂から九谷に戻って、九谷の三差路付近には
「国指定史跡 九谷磁器窯跡」という赤紫色のノボリが多数あって
「何かあるのかな」と立ち寄ってみることになりました。



史跡は後藤才次郎石碑、吉田屋窯跡、1号窯跡、2号窯跡からなります。
1号窯跡、2号窯跡は、寛文10年(1670年)頃に開窯、1710年頃に閉窯。
この頃の色絵磁器を古九谷と呼ぶとのこと。
吉田屋窯跡は、古九谷再興を目指し、文政7年(1824年)開窯、
2年後、山代へ窯を移すため閉窯とあります。
「旧九谷の里」にも登場する後藤才次郎は、寛永17年(1540年)、
九谷で陶石を発見した方です。



ブロック塀で囲まれた窯跡は「古九谷窯跡」という標柱があり、
発掘時の写真の掲示板が立っていました。



ノボリは目を惹きましたが、さすがに廃村にある地味な史蹟、
人と出会うことはありませんでした。

「廃村と過疎の風景」第6集、完成から1週間

  • 2012.09.22 Saturday
  • 09:28

「廃村と過疎の風景」第6集 集落の記憶、完成からおよそ1週間過ぎました。


昨日、新宿の「紀伊國屋書店」に行くと、本店、南店、ともに平積みで置いていました(^_^;)


本店では、飛地的ではあるけれども足を運びやすい、地図・旅行ガイドの地下1階、
国内紀行の棚に、平積みで置いていました。



南店では、デッキからの入口、地図・旅行ガイドの3階、
国内紀行(エッセイ)の棚に、平積みで置いていました。
第1集〜第5集も、棚に入っていました。



嬉しいと同時に、市販本の中に自主流通本が一冊だけ混じっていて、
「いいのかな?」という感じもしました。
本店、南店の第6集の注文は各5冊で、置かれていたのも各5冊でした。


表紙の色が想定よりも濃くなったことで気になっていたバーコードの読み取りが、
無事にできることの確認を兼ねて、南店で1冊購入しました(^^;)


第5集のときを振り替えると、紀伊國屋の平積みで長くて1か月、
短かったら2週間ぐらいだと思われます。
廃村に興味をお持ちの方で、新宿に行かれる方、
よろしかったら、第6集をお手にとって読んでいただけると嬉しく思います。


新宿は都庁に近い「ブックファースト」でも取り扱っています。
来週はブックファーストと、池袋の「ジュンク堂書店」にも足を運ぼうと思います。

「廃村と過疎の風景」第6集 集落の記憶、配本されました(^_^)

  • 2012.09.16 Sunday
  • 16:22

 「廃村と過疎の風景」第6集 集落の記憶、
昨夕神保町の三省堂書店に立ち寄ったら、無事配本されていました(^_^)
三省堂は4階、ミニコミの棚と地方史の棚に置かれていました。



画像は、ミニコミの棚、9/15(土)夕方5時半頃です。
久しぶりに、目に届きやすいところに戻ってきました(^_^;)



取扱いは、オンライン書店「ブックサービス」、
書店は三省堂のほか、「ジュンク堂書店」池袋本店・渋谷店・吉祥寺店、
「ブックファースト」新宿店、「紀伊國屋書店」新宿本店・新宿南店の
7店です。
よろしかったら、ご覧いただければ嬉しく思います。


この3連休は、北海道から沖縄まで、各所に見本を発送しています。
今回はお世話になった方の数がとても多く、
全部で約60か所、約100冊あります。
次の休み(9/22〜23)を含めて、5日間で何とかする予定です。
楽しい作業ですが、なかなかたいへんです(^^)

石川県旧山中町、真砂・分校跡付近の風景

  • 2012.09.15 Saturday
  • 07:55

2012年6月25日(月) 午後3時頃


石川県旧山中町の廃校廃村めぐり、
真砂(まなご)では、車道紀念碑から発電所を過ぎて、
分校跡付近にクルマを停めて、
その先のダートは歩いて探索しました。



分校跡には、新しくはない二階建ての建物がありましたが、
あまり校舎っぽくはありません。
九谷小学校真砂分校は、明治16年創立、
へき地等級3級、児童数10名(S.34)、昭和47年閉校です。
「山中町史」には、九谷小学校の写真は載っていましたが
真砂分校は載っていませんでした。



電柱があるダートを歩いても、屋敷跡と思われる石垣や
古い橋が見つかったぐらいです。
「山中町史」には平成4年の戸数3戸、老人だけの集落で、
積雪期には、子や孫が住む町へ出るので、無住の地となる
との旨、記されているのですが、
家屋は見つからず、人にも出会いませんでした。

石川県旧山中町、真砂・車道紀念碑

  • 2012.09.14 Friday
  • 07:01

2012年6月25日(月) 午後2時50分頃


石川県旧山中町の廃校廃村めぐり、
九谷からはさらに山へと進んで、山中町でいちばん山中の廃村
真砂(まなご)を目指しました。



まず、真砂で迎えてくれたのは「車道紀念碑」という、
大正2年(1913年)に建てられた古い石碑でした。
碑文は記されていませんでしたが、石碑が好きな土地柄が
感じられますね。



真砂は、長い間九谷ダム関連の廃村として扱ってきたのですが、
「山中町史」にも現地でも、九谷ダム関係で真砂の名前は出てこないので
一般の廃村と考えることにしました。

「くにまるジャパン」おもしろ人間国宝、生出演(^_^)

  • 2012.09.13 Thursday
  • 23:29

冊子「廃村と過疎の風景」第6集完成にあわせて(多分に偶然(^^))、
本日(9/13(木))、AMラジオ文化放送「くにまるジャパン」おもしろ人間国宝、
生出演しました(^_^;)
 http://www.joqr.co.jp/japan/

Webの画像付きの記事、すでに掲載されています(^^;)
  http://www.joqr.co.jp/japan/cat100/


1時間ほど前に、おけいはん(妻)が録音してくれた放送を聴いてみると、
ほんと、マイペースなヤツということがよくわかりました(^^)



文化放送の社屋は、JR浜松町駅北口すぐにありました。
受付は2階、スタジオは9階にありました。



2階受付のスペースには、「くにまるジャパン」のポスターが貼られていました。
今回のお誘いがあって知った番組ですが、
なかなか人気番組な感じがしました。

石川県旧山中町、九谷・三柱神社

  • 2012.09.09 Sunday
  • 09:38

2012年6月25日(月) 午後2時35分頃


石川県旧山中町の廃校廃村めぐり、
「古九谷の里」の碑の道を挟んで向こう側の山には
神社がある雰囲気なので、歩いてみました。



「古九谷の里」の碑に、2000年(平成12年)に
再建(新築)されたという三柱神社です。
神社の前にもクルマが置けるスペースがありました。



   三柱神社の由緒
 主祭神
   宇気持神
   大宮売神
   猿田比古神
 鎮座場所 石川県江沼郡山中町九谷町八の三十の乙
 祈年祭 四月十三日  例祭 九月十五日


 三柱神社は、今は無人となった九谷の里の産土神で
ある。
 創立年代は不詳であるが、明治二十三年九月六日に
九谷社を三柱神社と改称しており、それまでは明治初
年の神仏分離令で九谷社と称していたようである。
 弘化元年、西暦一八四四年の記録では、神明社、八
幡宮、稲荷三神一座鎮座と秋葉社の二社が祭られてい
たが、九谷社に改称する際に合祀されたようである。
 南無八幡大菩薩、明暦元年六月二十六日、田村権左
衛門、と銘した花瓶が伝承されているが、明暦元年は
西暦一六五五年で、この花瓶は田村権左衛門が九谷焼
初窯の焼成にあたり八幡社を初穂ほしたもので、既に
この時代には八幡社は祭られていたようである。
 それ以前に祭られていた神々は詳らかに伝わってい
ない。
 九谷は、山広く方五里にわたり谷深くして九百九十
九谷有り、略して九谷と言う、と古文書にあり、山岳
進行が盛んだった頃から人の往来の多い賑わった所で
蓮如上人の第四子蓮誓が建立したと言われる御坊跡や
金を採掘した跡、金鉱を探していて見つかった陶土を
用いた古九谷焼き等が伝わっているが、この地で生業
をした多くの人々が山川田畑からの豊かな恵みを深く
感謝したり、切なる思いを祈願し崇めた神々が連綿と
続いて三柱神社となっている。



本殿までは、かなりの数の階段を上ります。
途中には昭和52年に還暦祝いに奉納されたという
馬の像が奉られていました。
本殿は、なぜか工事中でした。
立派な神社でしたが、関係の方と出会うことはありませんでした。

冊子「廃村と過疎の風景」第6集完成と「くにまるジャパン」生出演

  • 2012.09.08 Saturday
  • 10:21

冊子「廃村と過疎の風景」第6集の完成、近づいてきました。
 http://www.din.or.jp/~heyaneko/haison6.html
仕上げの段階で不具合が見つかったため、
当初の予定よりやや遅れましたが、
私の手元に届くのは9/12(水)、卸に届くのは9/13(木)
書店の店頭に並ぶのは、9/14(金)〜15(土)頃となりました。



オンライン書店「ブックサービス」でも、
廃村の検索で出てくるようになりました(^_^)
 http://www.bookservice.jp/
日本書籍出版協会のデータベースに登録すると、
連動で出てくる様子です。
注文していただくと、9/15(土)頃からお手元に届くのではないかと
思われます。


流れで、AMラジオ文化放送「くにまるジャパン」おもしろ人間国宝に
生出演することになりました(^_^)
 http://www.joqr.co.jp/japan/
オンエアは、9/13(木)朝10時〜10時20分頃です。
放送は関東ローカルなのですが、
Webには、画像付きの記事が掲載されるようです。
よろしかったら、聴いてみてくださいませ(^^) >みなさま

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