愛媛県上島町(旧弓削町) 豊島(その5)
- 2018.04.15 Sunday
- 06:52
平成30年3月、愛媛県・瀬戸内の無住化した離島(豊島)への旅、
最後まで住まれていた方の家屋は、神社のそばに1戸しっかり建っていた。
弓削局 郵便区全図(S.27.7)には漁港周辺に20戸、
島全体で37戸が記されている。
S.52年7月版でも漁港周辺に5戸、島全体で9戸記されている。
草の茂みは深く、他の家屋は島のどこに建っていたのか、皆目見当がつかなかった。
堤防沿い探索が一巡した後、漁作業をされる方にご挨拶してお話をうかがったところ、
漁網を使って魚を捕っていて、「これからはタイが捕れる」とのこと。
また、2つの宿泊施設は今はともにほとんど使われていないとのことだった。
漁作業の方は4名いて、私と話をした方(50代ぐらい)は島に縁があるような感じだった。
コミュニティセンターは平成2年開設、「ヴィラ風の音」は平成19年開設だが、
訪ねたとき稼働していたのは伝統的な漁港だけだった。
画像1:豊島漁港・最後まで住まれていた方の家屋
「この島に暮らしがあった」ことを伝えている。
画像2:豊島漁港に浮かぶ漁船
家屋は閉ざされていたが、漁船は使われている様子だった
画像3:豊島漁港の突堤
突堤の先には、佐島、弓削島などが見える。
画像4:「ヴィラ風の音」がある高台から入江と突堤を見下ろす
無住化した離島(廃村)におけるリゾート開発は難しい。
(2018年3月17日(土)午前9時10分〜9時30分頃)