愛媛県今治市 比岐島(その2)
- 2017.04.22 Saturday
- 07:35
平成29年4月9日(日)、愛媛県の廃村めぐり。
比岐島の分校跡は、船着場から見て向かって右側、7戸ほどの建物群の端っこにある。
美須賀小学校比岐島分校は,へき地等級5級、児童数16名(S.34)、明治34年開校、昭和54年閉校。
明治34年から大正14年までは義務教育免除地で、家庭教育場が置かれていた。
美須賀中学校比岐島分校は,へき地等級5級、生徒数5名(S.34)、昭和30年開校、昭和57年閉校。
小・中とも唯一の島民Hさんの御子息が最後の卒業生で、最終年度の児童・生徒数は1名だった。
訪ねてみると、サクラの花を背負った木造平屋の校舎が建っていた。
入口に立つトーテムポールは、「小さな島の分校めぐり」(本木修次著、ハート出版、1998)
にも登場するが、校舎とともに現物を見ることはこれまでなかった。
皆が校舎の中を探索しているとき、私は「ついに比岐島に来たなあ・・・」と思いながら、
分校跡と向き合った岸壁に座って、校舎とトーテムポールを眺めていた。
画像1 比岐島分校跡(その1)
校庭には大きなマツの木が生えている。
サクラはなぜか、校舎の裏手にあった。
画像2 比岐島分校跡(その2)
防波堤から見ると、分校跡は緑に埋もれているように見える。
画像3 比岐島分校跡(その3)
校舎の中には「中学校」の表札があった。
(2017年4月9日(土)午前10時頃)