北海道むかわ町(旧穂別町) 大和炭鉱

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    平成29年5月29日(月)、北海道日高の廃村探索、
    散会は、JR石勝線夕張支線の清水沢駅を選んだ。
    途中、日高町千栄の学校跡(平成10年閉校)、むかわ町福山の学校跡(昭和56年閉校)と神社、
    大和炭鉱の学校跡(昭和43年閉校)などに立ち寄りながら樹海ロードを夕張市へと向かった。

     

    大和炭鉱(豊進)は、平成26年5月以来の再訪で、田中さん、成瀬さんは初訪とのこと。
    樹海ロード沿いにあるので、二人とも気づかずに通過したことはあるはずだ。
    稲里小学校大和分校(のち大和小学校)は、へき地等級3級、児童数79名(S.34)、昭和34年開校、昭和43年閉校。
    穂別局郵便区全図(S.33.5)には22戸とあるが、開校前の文マークは記されていない。

     

    「大和小学校跡」の石碑は、山道の路傍、草に埋もれながら建っている。
    今回は、車道と学校跡の間に流れる川を渡りやすい場所までまわり込んで渡ったので、
    前回と比べると唐突な印象は薄かった。
    「他に何か見つけることはできないか」と少し先まで足を伸ばしたが、これというものは見つからなかった。

     

     

     画像1 大和炭鉱・車道と小学校跡の間には川が流れている
         渡渉した箇所には道筋ができていた

     

     

     画像2 大和小学校跡と思われる平地
         渡渉箇所から見ると、石碑は平地より少し先にある

     

     

     画像3 草に埋もれて建つ「大和小学校跡」の石碑
         碑の手前には、木製の標柱の残骸が転がっている

     

       (2017年5月29日(月)午後2時30分頃)


    北海道日高町 三島(その2)

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      平成29年5月29日(月)、北海道日高の廃村探索3日目、
      田中さん、成瀬さんともに
      「三島小学校跡は訪ねたことはあるが、それより奥には行っていない」とのことなので、
      1kmほど先の釣り堀があると思われる場所まで足を運んだ。

       

      そこには酪農の施設と日高町営バスの「伊沢宅前」バス停があった。
      後で調べたところ、釣り堀はさらに先にあるらしい。
      三島を訪ねて、日高にある「廃村千選」のポイント全9か所の全訪が達成された。

       

       

       画像1 三島・集落名ではなく個人名のバス停が、集落ではないことを物語る

       

       

       画像2 釣り堀関係なのかと思った池

       

       

       画像3 バス停そばの放牧場で見かけたウシ

       

         (2017年5月29日(月)午後1時頃)


      北海道日高町 三島(その1)

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        平成29年5月29日(月)、北海道日高の廃村探索3日目、
        仁世宇からR.237まで戻った三差路で函館に戻るラオウさんと分かれ、合同探索は三人組になった。
        昼食休みは日高町中心部の道の駅「樹海ロード日高」で取った。
        集落がほとんどない山中を通るため「石勝樹海ロード」という愛称があるR.274(夕張市−清水町間)は、
        平成3年の全通から道東道の全通(平成23年)までの間、札幌と十勝を結ぶ主要道だったが、
        訪ねた日の時点で日勝峠は、平成28年9月の台風被害のため不通となっていた。

         

        二番目の目的地 三島(みしま)は、日高町中心部から樹海ロード(穂別国道)を千栄まで進み、
        枝道を5劼曚鋲った場所にある農山村の廃校廃村で、今は1戸(H.28)が残るのみだが,釣り堀があるらしい。

        三島小学校は、へき地等級3級、児童数34名(S.34)、昭和24年開校、昭和49年閉校。
        閉校記念碑は、岩にはめ込まれた緑色の金属製プレートには、
        「大正7年 福島県下の団体が入植、戦時中三井鉱業がクロームの採鉱を行う、三井と福島の二文字を取って三島と呼称す」

        と、集落の沿革が記されていた。

         

        学校跡を探索すると、木製の旗ポールの土台が見つかった。

        成瀬さんは「三島小学校の校舎の写真は、まだ見たことがない」と言われていた

         

         

         画像1 三島・学校跡前の道沿いの風景

         

                   

         

         画像2 岩に金属製プレートがはめ込まれた学校跡の碑

         

         

         画像3 学校跡の探索で見つかった木製の旗ポールの土台

         

           (2017年5月29日(月)午後12時40分頃)


        北海道平取町 仁世宇(その2)

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          平成29年5月29日(月)、北海道日高の廃村探索3日目、
          仁世宇の学校跡校舎はブロック造り、一部木造モルタル造りで、外壁と骨組だけになっていたが、
          どんな感じの校舎だったかは、はっきりとわかった。
          奥の教員住宅では、浴槽や便槽が見つかった。
          青空の下、皆の気分が高揚したのは言うまでもない。

           

          「廃村千選」では、仁世宇は鉱山関係の高度過疎集落(2戸(H.22))としているが、
          仁世宇の鉱山(日東鉱山)は入口近辺にある。
          立派な造りの校舎を見て、
          「例えば、農家の方が鉱山に勤めるなど、何らかの関係はあったのだろう」など、皆で話しあった。
          成瀬さんが持参した閉校時の校舎の写真を見ながら、ササ藪を探索することで、
          木造モルタル部分の玄関の基礎を見出すことができた。

          田中さんは、「校舎の造りには規則性がある」と話された。

           

          帰り道、「民家の様子も見てみましょう」と、仁世宇二号橋近くの小高い場所の家屋を確認したところ、
          平成23年10月には建っていたその家屋は崩壊していた。
          玄関の柱には複数の「町税完納章」が張られていたが、やがてガレキとなっていくのだろう。

           

           

           画像1 仁世宇・外壁と骨組が残る学校跡の校舎 

           


           画像2 浴槽や便槽が見つかった教員住宅跡

           

           

           画像3 仁世宇二号橋近く、小高い場所の家屋のガレキ

           

             (2017年5月29日(月)午前10時30分頃)


          北海道平取町 仁世宇(その1)

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            平成29年5月29日(月)、北海道日高の廃村探索3日目、
            太陽小学校跡からは、道道沿いの旧門別町三和小学校跡(昭和61年休校)に立ち寄り、
            平取町に入りR.237沿いの振内のセイコマで一服して、
            一つ目の目的地仁世宇(にせう)入口の集会所跡・商店跡に到着したのは午前10時頃。
            橋を渡ってすぐに通行止箇所があったが、迂回路があって事なきを得た。

             

            仁世鵜小学校は、へき地等級3級、児童数23名(S.34)、大正6年開校、昭和47年閉校。
            五万地形図(岩知志、S.33)には文マークは記されていない。
            また、成瀬さんは平成23年10月に仁世宇を訪ねた際、クルマで奥のほうまで行ったにもかかわらず、
            ヒグマの母子に遭遇して引き返したという因縁がある。
            田中さんも集会所跡は訪ねているが、奥地は単独では行かないほうがよいと判断して未訪とのこと。

             

            探索1週間前に入手した「振内局 郵便区全図」(S.39.05)には、待望の文マークが記されていた。
            商店跡から文マークまでは6匐瓩の距離がある。
            注意深く見るとヒグマのふんが転がっているダートをゆっくりと進み、
            「そろそろ学校跡かな」という見晴らしがよい平地にクルマを停めて身支度をしていると、
            先に歩いて行っていた田中さんが「見つかりました」と声をあげて走って戻ってきた。
            私は「クマじゃないよね」と声をかけた。

             

             

             画像1 仁世宇入口には、集会所跡と商店跡の建物が残る

             

                       
             画像2 仁世宇・学校跡周辺は何もない平地や林になっている 

             

             

             画像3 仁世宇・青空の下、学校跡の建物を見つける

             

               (2017年5月29日(月)午前10時頃)

             


            北海道新ひだか町(旧三石町) 二川(その2)

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              平成29年5月28日(日)、北海道日高の廃村探索2日目、
              3つ目の目的地 旧三石町 二川(ふたかわ)からの戻り道の途中、
              道沿いの家に年配の方(Fさん、男性)の姿が見当たった。

               

              ここでラオウさんの勘が働き、過ぎてしばらくしてからその場所に戻り、
              クルマを停めてご挨拶をしたところ、
              Fさんは分校の出身で、湾曲部の中にあった分校のこと、
              炭焼きの方が住まれていた三百町のこともご存知だという。

               

              ここからがラオウさんの本領発揮、何とFさんにクルマで現地まで来てもらい、
              案内していただくという業に出た。
              私は荒業に思えたが、これほど確かな調べ方はない。
              Fさんに「校舎はこの場所で、この向きに建っていた」と説明していただき、
              私はひたすら目からウロコだった。

               

               

               画像1 二川分校跡の平地
                 分校跡は、道から入ってすぐの平地だった。

               

               

               画像2 話をする4人が並ぶ向きに二川分校の校舎が建っていた

               

                 (2017年5月28日(日)午後2時50分頃)

               


              北海道新ひだか町(旧三石町) 二川(その1)

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                平成29年5月28日(日)、北海道日高の廃村探索2日目、
                3つ目の目的地 旧三石町 二川(ふたかわ)は、三石川中流部にあり、
                川の河口、本桐駅からはともに13kmほど山に入った場所にある。
                さらに山に入るとやがて三石ダムに着くが、クルマで行けそうな感じではない。
                平成23年10月に訪ねたことがある成瀬さんによると、「何もないのでお勧めではない」とのこと。

                 

                五万地形図(三石、S.33)を見ると、文マークは三石川を渡る橋の手前に記されている。
                これに対して「三石局 郵便区全図」(S.27.06)を見ると、文マークは三石川を渡った向こう、特徴的な湾曲部の中に記されており、
                学校近くの7戸のほか、川の上流に2戸、沢沿いを山に入った場所(三百町)に9戸、計18戸とある。
                三百町という地名は郵便区全図が初見で、およそ何もなさそうな山中にあることから、炭焼き集落であることが想像された。

                 

                延出小学校二川分校は、へき地等級3級、児童数6名(S.34)、昭和13年開校、昭和38年閉校。
                二川大橋(昭和36年建立)の手前にクルマを停めた一行は、郵便区全図の情報を信じて、橋の向こうの特徴的な湾曲部の中を探索した。
                成瀬さんが校舎写真入り閉校時の新聞記事の写しを持っていたので、山の稜線を見ながら「校舎はここに建っていたのではないか」と各自で推測した。
                3人(ラオウさん、成瀬さん、田中さん)の校舎の建ち位置へのこだわりは、尋常ではない。

                 

                 

                 画像1 二川の名称を後世に伝える二川大橋
                   二川大橋ができる前は、水かさが増えると渡れなくなる丸木橋が交通の要となっていた。

                 

                 

                 画像2 二川大橋の先の林道
                   林道の左側の特徴的な湾曲部の中に分校があった。

                 

                 

                 画像3 二川分校跡地と思われる平地
                   特徴的な湾曲部の中は2段になった平地とササに覆われた平地があった。
                   二川大橋の手前には、それらしい場所はなく、
                   4人の見解は「橋の先の平地で違いない」という点で一致した。

                 

                   (2017年5月28日(日)午後2時頃)
                 


                北海道浦河町 滝ノ上

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                  平成29年5月28日(日)、北海道日高の廃村探索2日目、
                  美河林道のゲートに戻り着いたのは午前11時20分頃。
                  高見から予定よりもだいぶ早い目に戻ってきたので、以後の探索に余裕ができた。

                   

                  まず、道道高見西舎線を通って、鳧舞(kerimai)川の谷から元浦川の谷に抜けて、
                  2番目の目的地 滝ノ上(たきのうえ、浦河町の戦後開拓集落)を目指した。

                   

                  第二野深小学校滝ノ上分校は、へき地等級3級、児童数9名(S.34)、昭和30年開校、昭和40年閉校。
                  「荻伏局 郵便区全図」(S.35.06)を見ると、文マークを中心に13戸が散在している。
                  分校跡には女名春別で見たのと同じ形の学校跡地の碑が建っていた。
                  分校跡周辺は放牧地が広がっており、ウシがのびのびと草を食していた。

                   

                  後日見比べた五万地形図(西舎、S.34)の文マークは、元浦川のやや下流側に記されていた。

                   

                   

                   画像1 滝ノ上・放牧場に囲まれた分校跡

                   

                   

                   画像2 分校跡には学校跡地の碑が建っていた

                   

                   

                   画像3 のびのびと草を食するウシ

                   

                     (2017年5月28日(日)午後12時10分〜12時20分頃)


                  北海道新ひだか町(旧静内町) 高見(その3)

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                    平成29年5月28日(日)、北海道日高の廃村探索2日目、
                    高見林道の崩落箇所でUターンした後は、
                    気持ちを切り替えて,皆で中間目標2「高見湖のほとり」を目指した。

                     

                    けもの道を下ってたどり着いた湖岸には,広大な平地が広がっていた。
                    高見小学校は,へき地等級5級,児童数35名(S.34),昭和23年開校,昭和40年閉校。
                    「御園局 郵便区全図」(S.35.06)を見ると,高見集落は文マークを中心に30戸が散在しており,
                    うち6戸は川向(たどり着いた場所)にある。
                    記念碑がある場所には行けなかったが,まずまずの成果を得たと言える。

                     

                     

                     画像1 高見湖畔・学校跡の対面の岸まで到着する    . 
                        高見ダムの総貯水容量は2億2900万立方m、
                        関東最大の 矢木沢ダム(2億430万立方m)よりも大きい。

                     

                     

                     画像2 対面の岸から学校跡、記念碑がある場所を望む
                        岸から学校跡までは500mしか離れていない。
                        風はほとんど吹いておらず、湖面はとても静かだった。

                     

                     

                     画像3 美河林道・帰り道にキタキツネと遭遇する
                        約3時間の探索で、出会った動物はシカとキツネだけだった。
                        人には誰にも会わなかった。

                     

                       (2017年5月28日(日)午前10時〜11時頃)
                     


                    北海道新ひだか町(旧静内町) 高見(その2)

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                      平成29年5月28日(日)、北海道日高の廃村探索2日目、
                      高見へ向かう美河林道の路面の荒れ方は、ゆっくり走る分には問題がない程度だ。

                       

                      峠を越えてしばらく進むと高見湖が見えてきて、中間目標1は達成。
                      ヒグマの気配は、美河林道ゲート付近の路上にふんが一つ落ちていただけだった。
                      その代わり、つがいのシカが続々と目の前に現れる。
                      ラオウさんによると「今は繁殖期で、夏になると子供が加わる」とのこと。

                       

                      湖岸三差路から高見林道に入ってしばらく走ると、道沿いに山積みにされた材木が見当たった。
                      私が「トラックが走っているということですね」と、気楽なことを言ったとたん、倒木が行く手を阻んだ。
                      しかし、4名居ることの強みもあって、10分ほどでしのぐことができた。

                       

                      倒木をしのいで安心したのも束の間、続いて大規模な崩落が行く手を阻んだ。
                      どうやら、平成28年9月の台風被害の関係らしい。
                      クルマはおろか、人が歩く幅も残されていない。
                      高見橋まではあと2劼曚匹覆里如∧發ことができれば何とかなるのだが、これではお手上げだ。

                       

                       

                       画像1 高見湖が見えて、中間目標1は達成 

                       

                       

                       画像2 高見林道・倒木が行く手を阻む

                       

                       

                       画像3 どうしようもない大規模崩落に出くわす(田中さん撮影) 

                       

                         (2017年5月28日(日)午前8時40分〜9時30分頃)
                       


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