吾妻鉱山 10年ぶりの再訪

  • 2023.07.30 Sunday
  • 07:17

令和5年7月下旬、長野県、群馬県の廃村旅2日目は、
草津温泉近辺の硫黄鉱山集落の廃村、
白根鉱山、石津鉱山、吾妻鉱山を再訪した。

 

嬬恋村吾妻鉱山は、平成25年5月下旬以来、10年ぶり三度目の再訪。
有料道路からの入口では、「吾妻鉱山旧跡」碑と「望郷の地蔵尊」が迎えてくれた。
永らく残っていた学校跡の体育館は、取り壊されていたが
建物が建っていた敷地ははっきりわかった。
地内にある万座高原神社は、探すのに少々なんぎしたが、
探索の終盤に整った姿で見つけることができた。

 

 

 

 画像1 : 有料道路からの入口、「吾妻鉱山旧跡」碑と「望郷の地蔵尊」

 

 

 画像2 : 学校跡、四角いくぼみにかつて体育館が建っていた
      4年前(令和元年)の6月に村影弥太郎さんが訪ねたとき、体育館は建っていた。
      くぼみの様子から見ると、取壊しは最近だったのではないだろうか。

 

 

 画像3 : 整った姿で残る万座高原神社の鳥居

 

      (2023年5月27日(土)午後1時10分〜2時頃)

石津鉱山 2か月ぶりの再訪

  • 2023.07.29 Saturday
  • 06:55

令和5年7月下旬、長野県、群馬県の廃村旅2日目は、
草津温泉近辺の硫黄鉱山集落の廃村、
白根鉱山、石津鉱山、吾妻鉱山を再訪した。

 

嬬恋村石津鉱山は、令和5年5月中旬以来、2か月ぶり三度目の再訪。
石津鉱山の標高は1400m超。前回は雪融けからそれほど経っていなかった。
想定したことではあるが、草木がしっかり茂った集落跡に見所はなかった。
日影は涼しかったので、歩きながら食したおにぎりは美味しかった。

 

 

 

 画像1 : 石津鉱山・車道終点付近
      前回見損なった碑文のはめ込み跡があった火山岩の裏面を確認したが、
      そこにも碑文のはめ込み跡があっただけだった。

 

 

 画像2 : 山神社の手前の池(湿地)

 

 

 画像3 : 草木に埋もれた変電所跡の鉄塔

 

      (2023年5月27日(土)午前11時30分〜正午頃)

 

白根鉱山 17年ぶりの再訪

  • 2023.07.23 Sunday
  • 08:11

令和5年7月下旬、長野県、群馬県の廃村旅2日目は、
草津温泉近辺の硫黄鉱山集落の廃村、
白根鉱山、石津鉱山、吾妻鉱山を再訪した。

 

草津町白根鉱山は、平成18年5月以来、17年ぶり三度目の再訪。
通じる車道は、500mほど手前で通行止になっている。
スキー場施設跡の一角に建つ「白根鑛山跡地」の碑は草木に埋もれ、
一見で見つけることはできなかった。

 

碑には「白根鑛山従業員の会 平成8年建立」と刻まれている。
平成2年に開業した静可山スキー場は、平成12年に閉鎖となった。
この地を訪ねる関係者は、誰もいなくなっているように思えた。

 

 

 

 画像1 : 草木に埋もれた「白根鑛山跡地」の碑

 

 

 画像2 : ある程度草木を整理して、碑が見えるようにした

 

 

 画像3 : さらに整えて、はっきり碑が見えるアングルで撮った

 

      (2023年7月22日(土)午前10時25分〜10時35分頃)
 

石津鉱山 再訪(その5)

  • 2023.05.22 Monday
  • 06:50

令和5年5月中旬、群馬県日帰り、石津鉱山への廃村旅。
かつて山神社は、三区の北のほう、神社池のそばにあった。
17年前には笹藪の中に社殿が残っていた。

 

今は取り壊されていることがわかっていたので、
石津倶楽部跡地の様子を見た後、帰り道で試みた神社跡探しは、
まるで力が入らなかった。

 

 


 画像1 : 石津鉱山・神社池とかつて山神社があった丘を望む
      黒い岩が見えたので、これを目標に笹藪を歩く。

 

 

 画像2 : かつて山神社があった辺りの黒い岩
      岩は碑の類ではなかった。

 

 

 画像3 : 山神社があった丘から神社池と遠くの山を望む
      山が本白根山なのかどうかは、調べてもわからなかった。

 

     (2023年5月12日(金)12時55分〜午後1時頃)
 

石津鉱山 再訪(その4)

  • 2023.05.21 Sunday
  • 07:16

令和5年5月中旬、群馬県日帰り、石津鉱山への廃村旅。
二区の石垣の先、登山道(林道)をゆっくり歩くと、
やがて特徴があるカーブに差しかかり、変電所跡の鉄塔が見えてきた。
17年前と変わらぬその姿に、私はとても嬉しく思った。

 

 


 画像1 : 石津鉱山・変電所跡の鉄塔(その1)
      令和の世、鉄塔は石津鉱山を代表する痕跡となった感がある。

 

 

 画像2 : 変電所跡の鉄塔(その2)
      17年前と比べると、周囲の雑木の背が高くなり、
      すっきりと見える角度は限られていた。

 

 

 画像3 : 石津倶楽部跡地
      17年前、鉄塔とセットで写っていた石津倶楽部の建物は取り壊されて久しく、
      跡地には基礎も見当たらなかった。

 

     (2023年5月12日(金)12時30分〜40分頃)

 

石津鉱山 再訪(その3)

  • 2023.05.20 Saturday
  • 07:27

令和5年5月中旬、群馬県日帰り、石津鉱山への廃村旅。
学校跡に続いては、舗装道の先、石津倶楽部跡地、変電所跡の鉄塔をめざす。
本白根山登山道(林道)を上っていくと、往時のものと思われる石垣が見えてきた。

 

 


 画像1 : 石津鉱山・舗装道の終点に戻る
      先に見える建物は、東京工業大学の仮設作業小屋らしい。

 

 

 画像2 : 本白根山登山道(林道)を上る
      クルマの轍もあるが、もちろん歩いて上った

 

 

 画像3 : 登山道沿いに見えた往時のものと思われる石垣
      元住民の方からいただいた資料によると、

      石垣の先には石津二区の社宅や事務所があったようだ。

 

     (2023年5月12日(金)12時15分〜25分頃)
 

石津鉱山 再訪(その2)

  • 2023.05.19 Friday
  • 07:09

令和5年5月中旬、群馬県日帰り、石津鉱山への廃村旅。
「校舎玄関に続くコンクリートの階段はあるはずだ」と考えて、
碑文がない石碑が建る場所から、校庭らしき平地へと入った。

 

石津鉱山は、昭和7年に北海道硫黄(三井系)が進出し、頭角を現した。 
石津小学校は、へき地等級3級、児童数119名(S.34)、
昭和22年開校、昭和46年閉校。同年鉱山は閉山し、集落は離村した。

 

植林された針葉樹と背の高い枯れ草の薮を行きながら慎重に平地を歩くと、
何とかコンクリ階段は見つかった。
しかし、17年前に残っていた朝礼台を見つけることはできなかった。

 

 

 

 

 画像1 : 石津鉱山・小学校跡校庭と国有林貸付票
      かつての硫黄鉱山集落は、国有林の中にあった。
      借受人は、大東文化大学ではなく東京工業大学だった。

 

 

 画像2 : 小学校跡校庭から校舎が建っていた段を眺める
      17年前はグラウンドという感じの平地に、
      朝礼台が残っていたものだった。

 

 

 画像3 : 校庭から校舎玄関に続くコンクリートの階段
      平地から見上げる形で調べたのは正解だった。
      逆に校舎が建っていた段の上からでは、見つけにくかったに違いない。

 

     (2023年5月12日(金)12時5分〜15分頃)
 

石津鉱山 再訪(その1)

  • 2023.05.18 Thursday
  • 06:16

令和5年5月中旬、群馬県日帰り廃村旅、
草津町のほうからつまごいパノラマラインを経て
石津鉱山の学校跡付近に到着したのは正午頃。


舗装道は忽然と途切れており、到着した実感が全く湧かない。

17年前(平成18年)の春に訪ねたとき、人の気配はなかったが、
しっかり建っていた大東文化大学の施設は跡形もなくなくなっていた。
舗装道を挟んで対面にあったはずの学校跡の場所も、見当がつかない。

 

クルマを停めて歩いて舗装道の坂を下ると、碑文がない石碑が建っていた。
「校舎玄関に続くコンクリートの階段はあるはずだ」と考えて、
ここから校庭らしき平地へと入った。

 

 

 

 画像1 : 石津鉱山・舗装道の終点
      その先は本白根山への登山道(林道)になっている。

 

 

 画像2 : 大東文化大学 嬬恋セミナーハウス跡地
      電柱のNTTの標示に「大東支」の名前が残っていた。

 

 

 画像3 : 碑文がない石碑と校庭らしき平地
      平地には植林がなされており、
      学校跡の気配はどんどん失われていくのだろう。

 

     (2023年5月12日(金)午前11時55分〜12時5分頃)

 

令和4年12月上旬、埼玉県の廃村旅

  • 2022.12.11 Sunday
  • 08:24

令和4年12月上旬、埼玉県秩父の廃村旅に出かけてきました。
訪ねた廃校廃村は、秩父市(旧大滝村)小倉沢(おぐらさわ)です(計1ヶ所)。
旅は日帰りで単独、交通手段は鉄道+レンタカーです。

 

小倉沢の鉱山集落は平成18年9月になくなりましたが、
秩父鉱山簡易郵便局は平成30年6月まで存続しました(現在一時閉鎖中)、
その後も秩父鉱山は稼働し続けましたが、令和4年9月、ついに閉山。
ニッチツ秩父事業所も、この12月いっぱいで廃止になるとのことです。

 

小倉沢を訪ねるのは、平成23年11月以来、およそ11年ぶり。
丹岫寮、購買所跡、共同浴場跡、校舎、鉱山住宅跡というなじみの建物は、
傷みが進んでいたものの、すべて残っていました。
河原から渡渉して探索したところ、公園と診療所跡へたどり着きました。

 

簡易郵便局は、看板もポストも撤去されていました。

隣の鉱山事務所には「基本は5S」などのノボリがあったけど、廃止後にはなくなるのでしょうか。
日曜日ということもあって鉱山関係者の姿はなく、
約2時間の探索の間、小倉沢を通過するクルマは4台ほど、探索者は私ひとりでした。

 

 

 

 画像1: 小倉沢・丹岫寮
     そばの平地には白い石灰石が山積みになっている。

 

 

 画像2: 公園と診療所跡
     小倉沢4回目で、初めて足を運んだ。

 

 

 画像3: 共同浴場跡
     「歩行中は禁煙しましょう」の看板が、往時を偲ばせる。

 

 

 画像4: 小倉沢区の案内板と簡易郵便局、鉱山事務所
     鉱山の施設も、ついに稼働を止めた。

 

  (2022年12月4日(日)午前11時50分〜午後1時45分頃)

9年ぶり9回目、山掴の風景

  • 2021.03.25 Thursday
  • 06:52

令和3年3月中旬、秩父浦山の廃村探索、
山掴は9年ぶり9回目。
最初に来たとき(平成13年9月)の印象は強烈だった。
整っていたものが、だんだん朽ちてくる姿は寂しいものだからか、
「今どうなったのか、じっくり見てみたい」とは思わなくなっている。

 

帰りのバスまでの時間があまりないこともあって、
家々が見え始めて、道がやや明るくなっている場所で疲れ気味の妻には待ってもらい、
ひとり5分で見れる範囲で集落跡をまわった。

 

最初に来たとき、山掴と一緒にまわった細久保では
中山頼之助さんという明治44年生まれのおじいさんと話をする機会があった。
http://heyaneko.web.fc2.com/dj6.html
今、明治生まれの方と話せる可能性は、ゼロといっていいだろう。
20年も時が流れると、人が入れ替わる。

 

 


 画像1 : 山掴、斜面に倒れた自転車
     埋もれているのは、年月の経過によるのだろう。

 

 

 画像2 : 集落跡の奥のほう、長屋状に続く廃屋群の入口
     その先には進まなかった。

 

 

 画像3 : 集落跡の手前のほう、山道から見下ろした家屋跡
     ロの字は囲炉裏で、20年前は家屋があったはずだ。

 

  (2021年3月14日(日)午後1時38分〜1時43分頃)

 

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