石川県と長崎県の廃村に行ってきました

  • 2019.08.06 Tuesday
  • 06:57

令和元年8月上旬、石川県と長崎県の廃村に行ってきました。

訪ねた廃校廃村は、石川県小松市光谷、新保(再訪2か所)、
長崎県小値賀町野首、舟森、藪路木島(再訪2か所、新規1か所、計5か所)です。
メンバーは、光谷、新保、舟森が単独、
野首、藪路木島が私と堀田先生(大学時代の恩師)のふたりです。 

 

このうち、19年ぶりに訪ねた野崎島の野首、舟森(キリシタン集落跡)は
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12の構成資産のひとつ、
「野崎島の集落跡」として、平成30年6月、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
集落跡が世界遺産に登録されたのは、日本初のことと思われます。

 

旅を振り返れば、「廃村も文化遺産といえるなあ」と思いました。
移動距離が長かったこともあり、旅の行程、3泊4日のうち、
フィールドワークに費やしたのは、2日間でした。

 

 

 画像1:光谷・共同浴場跡の碑
     共同浴場跡は鉱山集落、炭鉱集落では多数見られるが
     農山村では珍しい。

 

 (2019年8月2日(金)午前10時35分頃)

 

 

 画像2:野首天主堂
     19年前の秋は、町役場の方から鍵を借りて、貸し切りで入った天主堂、
     今は世界遺産「野崎島の集落跡」のシンボル的存在になった。

 

 (2019年8月4日(日)午前9時20分頃)

 

 

 画像3:舟森郷の碑
     いわゆる離村記念碑で、お墓の類ではない。
     10年前(平成21年5月)に建てられたもので、船からでも見ることができる。

 

 (同 午前11時10分頃)

 

 

 画像4:藪路木島・港と漁船の跡
     昭和47年離村、漁業が生業の島には、元島民の方のモーターボートで出かけた。

     すぐ隣、今も分校が存続する大島の民泊先のご主人は、
    「大島には豊富な湧水があるが、藪路木は水に乏しかった」と話された。

 

 (同 午後4時10分頃)
 

宮崎県西都市 猪之原(その2)

  • 2019.02.24 Sunday
  • 07:03

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索4日目、
中尾小学校猪之原分校は、へき地等級2級、児童数4名(S.34)、昭和37年閉校。
その前身は本校で、大正10年に樅木から猪之原へ移転。
昭和21年、本校の移転とともに分校となった。

 

「分校跡地碑はどこにあるのだろう」と心配したが、舗装道の終点の少し先、
ゆず畑の一角、道沿いに分校跡地碑が見つかったときは「来てよかった」と思った。
中入から兄ちゃんが運転してくれたおかげで、場所探しに集中できたのはとてもありがたかった。

 

兄ちゃんは中入から樅木、猪之原までの細い道で、「対向車が来るのではないか」が気になったという。

確かに、旅行者が目的なく走る道ではない。

「分校跡を目指している」など、明確な目的をもつことの大切さを改めて感じた。

 

 

 画像1:猪之原・一軒だけ残る家屋

 

 

 画像2:ゆず畑の一角、道沿いに分校跡地碑が見つかる

 

 

 画像3:集落跡は、ひたすらゆず畑になっていた

 

  (2019年1月15日(火)午前11時15分頃)

 

宮崎県西都市 猪之原(その1)

  • 2019.02.23 Saturday
  • 07:36

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索4日目、
片内小学校跡行きを断念し、宿に戻るとkeikoはゆっくりしていたそうだったので、急きょ比較的近い未訪の農山村の廃村 猪之原(いのばる)を目指すことになった。


情報は薄く、佐藤さんも「猪之原ってどこ」とのことで、「たどり着けたら儲けもの」という気分で兄ちゃんと2人で出かけた。

手持ちの情報は、五万地形図(尾鈴山、S.44)とツーリングマップのみ。
農山村の廃村(高度過疎集落)古仏所(こぶところ)のバス停に工事関係の方々いたので「猪之原に行きたいのですが」と尋ねたところ、
「中尾西の分岐から中入、樅木まではおそらく行けるが、その先はわからない」とのこと。

 

とにかく行くしかないので中入まで進んだが、人の気配はない。
樅木ではイヌがいる家屋があり、家の方(女性)に尋ねたところ、猪之原まではクルマで行けて、現地のゆず畑の一角に分校跡地碑があることがわかった。
こうなれば、気合が違ってくる。
目指す方向に「踊庭」という表記が出てきたが、これは手前の尾根にある神社の名前らしい。
坂を下り、ゆず畑の中、舗装道の終点には家屋が建っていて、猪之原到着を確信した。

 

 

 画像1:猪之原の手前・尾根にある踊庭神社

 

 

 画像2:踊庭神社の境内には舞台がある

 

 

 画像3:猪之原・ゆず畑の中、舗装道の終点に建つ家屋

 

  (2019年1月15日(火)午前11時5分〜11時15分頃)

 

片内 再訪

  • 2019.02.22 Friday
  • 07:00

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索4日目(最終日)、
西都市片内の民宿「かたすみ」での起床は朝7時。
この日は特に予定を入れていない。

 

まず、keikoと一ツ瀬発電所まで散歩した後に朝食をとり、続いて兄ちゃんと裏の山上にある片内小学校跡を目指して歩いた。
片内(本流瀬)は発電所関係の廃村で、小学校は昭和41年まで存続した。
2度訪ねて慣れているはずの山道だが、昨秋の台風の影響で荒れており、V字の折返しを見つけることができず、小学校跡にたどり着くことはできなかった。

 

 

 画像1:民宿「かたすみ」、片内(本流瀬)で唯一残る民家でもある

 

 

 画像2:一ツ瀬発電所の下手、一ツ瀬川の流れ

 

 

 画像3:片内小学校跡への山道分岐付近、教員住宅跡の家屋

 

  (2019年1月15日(火)午前7時20分〜9時40分頃)

 

宮崎県西米良村 尾股

  • 2019.02.21 Thursday
  • 06:54

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索3日目、
田代八重に続いて訪ねた営林集落の廃村 尾股(おまた)も平成25年8月以来6年ぶり。
国道265号は尾股へ向かう道にも「全面通行止」の標示板があって焦ったが、祝日のためか休工中で、何とか先に進むことができた。
前回は西米良方面からむっちーさんのクルマに便乗して訪ねたが、今回は須木方面から自走での訪問。
国道265号のこの区間が「酷道」ということを思い知らされた。

 

へき地5級の木造校舎にも再会できたが、前回の夏に対し今回は冬。
到着した時刻(夕方4時過ぎ)には日影になっており、寒々しい感じがした。
それでも標高400m超の地にして路面凍結の心配はなく、南九州の暖かさが実感できた。

 

 

 画像1:国道265号 田代八重−尾股間、全面通行止の案内板

 

 

 画像2:昭和53年まで開校していた尾股小学校(閉校後41年目)

 

 

 画像3:ほのかに往時の面影が残る教室

 

  (2019年1月14日(月祝)午後4時5分〜4時15分頃)

 

宮崎県小林市(旧須木村)田代八重

  • 2019.02.20 Wednesday
  • 06:06

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索3日目、
須木−田代八重(たしろばえ)間は、国道265号 輝嶺峠ルートが通行止のため、熊本県槻木経由ルートを走ることになった。
後で調べたところ、輝嶺峠ルートは19辧槻木経由ルートは38劼世辰拭

 

多良木町槻木(つきのき)は、熊本県にありながら太平洋に注ぐ大淀川水系槻木川沿い、田代八重の上流部に位置する。
「限界集落の活性化」のため現役世代が移住した槻木では、小学校が平成26年から同29年7月まで再開校していた。
意外に大きな校舎や体育館がある校地には、近々診療所が移転してくるとのことだった。

 

宮崎県に戻ってすぐ、営林集落の廃村 田代八重は平成25年8月以来6年ぶり。
前回は田代八重ダム湖の渇水時期に訪ねたため、学校跡の平地まで行くことができたが、
今回は「学校跡はこのあたりだったかな」と確認してやっとわかるぐらいになっていた。

 

 

 画像1:国道265号 須木・木浦木・田代八重の三差路にあった全面通行止の案内板

 

 

 画像2:平成29年7月まで開校していた槻木小学校(休校中)

 

 

 画像3:ダム湖に沈んだ田代八重・学校跡付近

 

  (2019年1月14日(月祝)午後2時35分〜3時50分頃)

 

宮崎県小林市 木浦木

  • 2019.02.08 Friday
  • 06:45

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索3日目、
赤松からは、2番目の初訪 農山村(営林関係)の廃村 木浦木(きうらぎ)へと向かった。赤松と木浦木を結ぶ木浦木林道には、10勸幣紊離澄璽箸あり、その走りごたえは記憶に残るものだった。

 

住宅地図から調べた木浦木の離村時期は平成5年頃。『ここに学校があった』には「昭和56年に全戸引き揚げた」とある。
浜ノ瀬ダムの着工は平成6年、竣工は平成26年なので、離村の要因がダム建設なのかどうかは微妙なところである。

 

小林小学校木浦木分校(のち木浦木小学校)は、へき地等級3級、児童数70名(S.34)、明治31年開校、昭和51年閉校。
少しだけ上流側の神社(山之神神社)は堂々としたものに新築されていたが、学校跡はギリギリの線で水没していた。
渇水期に来たら別の印象を受けたかもしれない。
神社の一角でやや遅めの昼食休みをとっていると、「数十年ぶりに来た」という元住民の方と出会うことができた。

 

 

 画像1:木浦木・学校跡はギリギリの線で水没していた

 

 

 画像2:スギ林となった住宅の跡地

 

 

 画像3:真新しい社殿が建つ山之神神社

 

  (2019年1月14日(月祝)午後1時35分〜55分頃)
 

宮崎県小林市 赤松

  • 2019.02.07 Thursday
  • 06:47

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索3日目、
鉄山からは、国道で小林市街をかすめて、1番目の初訪 営林集落の廃村 赤松(あかまつ)を目指した。
五万地形図、郵便区全図には赤松の記述はまったくないが、直前の調べで、岩瀬川の向こうに戸数20戸(S.31)の官行集落(営林集落)があったことがわかった。

 

小林小学校赤松分校は、へき地等級2級、児童数46名(S.34)、昭和21年開校、同42年閉校。分校跡は県道の終点、境谷林道と木浦木林道の起点、官行集落へ向かう道の四差路付近にあり、むっちーさんは通過はしているが、分校があるとは思いもよらなかったとのこと。
心当たりの場所の探索すると、小さな川の向こうに往時の校舎の壁と基礎、便槽を見つけることができた。
官行集落跡への枝道の先には、浜ノ瀬ダム関係の施設があるような感じだった。

 

 

 画像1:赤松・分校跡は2つの林道の起点、四差路付近にある

 

 

 画像2:小さな川の向こうで見つかった校舎の壁と便槽

 

 

 画像3:官行集落跡へ向かう枝道

 

  (2019年1月14日(月祝)午前11時35分〜50分頃)
 

鉄山 再訪

  • 2019.02.06 Wednesday
  • 06:50

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索3日目、
宿(妙見温泉きらく温泉)での起床は5時半頃。
まだ暗い中、露天風呂を楽しむ。
妻の兄運転のレンタカーで、宿近くのJR嘉例川駅まで走り、再びむっちーさんと合流。
クルマ2台で走る川内川沿いの国道は、霧に包まれていた。

 

県境を越えて目指す営林集落の廃村 宮崎県えびの市鉄山(てつやま)は昨年1月以来1年ぶり。
飯野小学校鉄山分校は、へき地等級2級、児童数26名(S.34)、昭和22年開校、同38年閉校。
前回の探索で見つからなった鉄山分校跡の噴水塔は、集落下流部の川向こうにあったことを確認している。

 

鉄山川の水量は予想よりも多かったが、昨秋の台風に由来すると思われる倒木を利用して川を渡ることができた。
人数が多いと動きやすくてよい。
分校跡の平地を探索したところ、下流側の隅に高さ約2mの噴水塔が見つかった。
すぐ上の段には校舎の基礎が残っていた。

 

 

 画像1:鉄山・営林集落跡に湯呑みが残っていた

 

 

 画像2:鉄山川には複数の倒木が架かっていた

 

 

 画像3:リベンジで見つけた鉄山分校跡の噴水塔

 

  (2019年1月14日(月祝)午前9時40分〜10時頃)
 

国見 再訪

  • 2019.02.04 Monday
  • 06:49

平成31年1月中旬、南九州の廃村探索1日目、
農山村の廃村 鹿児島県湧水町(旧栗野町)国見(くにみ)は平成25年3月以来6年ぶり。
分校跡はT字路の幸田寄りにあることを確認している。

 

苔むした法面を右側から上がると灌木が茂る平地があって、分校跡地の碑が見つかった。
分校跡は尾根の上にあり、門柱とコンクリ階段、校舎の基礎が残っていた。
尾根を先に進むと、そこに神社があったことを示す往時の石碑が残っていた。

 

前回、単独での探索時は、1軒だけ現住の家屋があったが、
再訪時の様子だと、無住となって久しい様子だった。

 

 

 画像1:国見分校跡碑
    幸田小学校国見分校は、へき地等級1級、児童数28名(昭和34)、明治30年開校、昭和44年閉校
    碑の建立は閉校時(昭和44年3月)
    碑の表面に工事費が明記されている(町5万、国見校区3万)

 

 

 画像2:神社があったことを示す往時の石碑
    「天神様碑」「昭和4年」と、文字が浮き上がるように掘られているのだが
    はっきりとは読めなかった

 

 

 画像3:無住となって久しい様子の家屋
    門柱の前にはシキミが育っていた

 

 (2019年1月12日(土)12時55分〜午後1時40分頃)
 

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